季節の病気「犬の熱中症」
ペット 季節の注意
初夏から特に気を付けたい病気に、熱中症があります。蒸し暑い室内や閉めきった車中でのお留守番、激しい暑さの中でのお散歩において、特に引き起こされる可能性があります。その中でも短頭種は鼻が短く口腔の面積が狭いため、気化して熱を外に逃がすのが苦手なため、リスクがはるかに高くなります。2~3分のつもりで車に置いて買い物に行き長引いてしまい、戻ってきたら倒れていたという例がたくさんあります。
急激な体温上昇により、あえぎ呼吸(パンティング)、流涎(よだれを垂らす)といった症状が現れ、対処が遅れると死に至るケースもあるため、絶対に軽視してはいけません。症状が出てからの対処が早ければ早いほど、予後の回復が良好になります。軽い症状が現れた時点で、身体を冷やし、水分補給をすることが大切です。
また、暑い時間帯のお散歩は、肉球の火傷の原因につながりますので注意しましょう。
(2018年7月執筆)