歯科治療の耐久性と医療安全(2)
口・歯 診療のこと
海外で行われている歯科治療と、日本で行われている歯科治療は、治療代が10倍以上も違います。特に大きな違いは、医療安全にかかるコストです。
口は体の一部であり、かんで食べる、飲む、言葉を話す、呼吸をする、頭の重さのバランスをとる。生きるために重要な器官です。日本の保険歯科治療の基本は、主訴、症状を対症治療するという最低限保証が基本で、未病の状態の部分、将来疾病に発展する部分についての指導や治療などは対象外となっています。使用する材料も最新のものではなく、先進国の中でも20年くらいは遅れた材料や治療方法で、その考え方に基づいて行われるので耐久精度も悪く、数年から10年程度の耐久性で、体の健康に有害な材質をいまだに使用しています。
海外では、すでに50年から100年の耐久性と医療安全が一般化しつつあるのにです。あなたはどうしますか?
(2018年7月執筆)