危険な夏かぜ
シニア 季節の注意
暑さ対策について最近はいろいろと注意喚起されてきました。例えば水分は充分に摂取し、ミネラル補給にも留意する。暑い所と涼しい所の出入りや、冷え過ぎは冷房病の原因となるので、外気との温度差を5度以内もしくは室温を28度に設定する。冷房や扇風機は直接体に当てない。
特に高齢者は脱水を感じにくい傾向があるのでこまめに水分を摂取し、また暑さも感じにくいことがあるので、室温を測りながら適切に冷房を使用する。毎日規則正しい食事と睡眠をとるなどです。それでも過酷な体温調節を要求される夏には、誰でも多少なりとも夏バテ傾向になります。即ち自立神経が疲労して倦怠感・食欲不振・不眠などを起こします。
この様な状態では免疫機能が低下するので、喉の痛みや下痢、微熱を起こす「夏かぜ」をひくとさらに体力が低下し、長引くと基礎疾患が増悪したり、隠れていた病気が明らかになることがあります。
(2018年6月執筆)