新生活と共に歯科検診も習慣化しよう
予防 口・歯 診療のこと
新生活が始まり、日々の習慣に変化が生まれます。この時期に歯の定期健診も習慣化してみましょう。私たちの日々の活動は食べることで支えられています。食べることに必要な器官である「歯」は全身の健康を支える原点です。現在、以前と比べ平均寿命が長くなっていますが、歯の寿命はそれに追いついていません。8020財団の調べによると、歯を失う2大原因はむし歯と歯周病。40代以前はむし歯での歯の喪失が多く、それ以降になると圧倒的に歯周病で喪失するケースが多くなります。
どちらも大切なのは歯の健康を守る日々のオーラルケアとプロによる定期メンテナンスです。生活習慣病ともいわれる歯周病は、成人の約8割に及ぶといわれていますが、自分がそうだとわかっている人、わかっていてもどのレベルなのか知っている人は少ないのが現状です。自分のお口の状況を知ることが歯を守る第一歩です。
歯を失ってしまっている人もそのままにせず、失った歯を義歯で補いましょう。歯列はそれぞれバランスをとっています。バランスを崩すと健康な歯にも影響が出てきます。現在はインプラントなど義歯にも種類があるので、かかりつけ医の先生と相談してみましょう。健康な歯を守る定期健診を始めましょう。
(2018年3月執筆)