「シニア動物」と暮らす(7) 変形性関節症
シニア ペット
高齢化が進む動物の世界でも、健康寿命(人の手を借りずに元気に生活できる期間)が大切です。
人間同様、年をとった犬や猫は関節が痛くなる変形性関節症があります。高齢動物の多くが持っている関節の病気です。変形性関節症は予防と早期発見が大切です。特に大事なのが体重管理で、肥満は発症リスクを高めるため適切な体重を維持することが重要です。
また、変形性関節症を早期発見できた場合は、進行を遅らせたり、症状を緩和するためのケアが必要になります。体重管理や運動管理はもちろんのこと、リハビリ、消炎鎮痛剤やサプリメントなど多面的に管理をすることで、日常生活を快適に過ごすことができます。
飼っているワンちゃんやネコちゃんが「動かなくなったな」と感じたら、変形性関節症が潜んでいるかもしれません。一度、動物病院に相談してみましょう。
(2017年11月執筆)