歯周病ケアで噛める歯を守る
口・歯 診療のこと
食事は日々の生活に欠かせない楽しみの一つです。自分の歯で不自由なく食事が楽しめ、悩みの無いお口の状況であれば一番良いのですが、虫歯になってしまった、歯周病になっていたという患者さんが多く、食事を楽しめないという人も多くいるのではないでしょうか。成人の約8割が歯周病を患っていると言われます。
歯周病は初期段階では自覚症状が無い病気ですが、次第に歯茎の腫れ→歯のぐらつき→歯の喪失というケースが見られます。歯周病の原因はプラーク(歯垢)による細菌感染と言われており、このプラークの除去が歯周病予防に重要で、食事後の歯磨きケアとプロである歯科衛生士による定期的なケアを合わせることが大切です。
しっかり噛める歯を持っていることは、かけがえのないことです。歯を失いそのままにしておくと、バランスをとっていた歯列が悪くなり、体にも不調が出てきます。そうならないために健康な歯を私たちと一緒に守っていきましょう。残念ながら歯を欠損してしまった人でも、その歯をいち早く義歯で補うことで、健康なお口を維持することが可能です。
インプラントは歯根を失った人でも自分の歯のように補える優れた治療法の一つです。しかし、口腔外科手術を伴う治療法ですので、治療を行う時は信頼できる歯科医に相談しましょう。
(2017年11月執筆)