37年間続けてきた予防歯科という処方(2)
予防 口・歯
昨年から、手軽にクリニカYホルダフロスが買えるようになり、ビッグヘッド歯ブラシ超極細も売れています。予防歯科を標榜し、口の手入れを指導するクリニックも多くなりました。
現状の歯科問題は、0歳児から始まる歯並びに影響する食育、母親や父親の口の衛生管理が重要です。未だに1日2回程度の口の手入れをする人が多い。手入れの基本はタイミングで決まり、使ったらケアする。トイレ使用後はすぐに水を流すから、たわしでこすらなくとも奇麗に流れ、真っ白な便器を維持します。あなたの口の中も同じです。
オーラルケアの基本は食後3分以内。30分以上放置は菌の増殖で腐敗発酵の口臭ガスも発生し、酸の脱灰も進行して、歯ブラシゴシゴシで歯が磨り減りやすい。唾液による再石灰化も期待できない。数時間後寝る前のケアでは、ベタベタにこびりついたバイオフィルムを数分以上こすり歯がすり減る。予防的タイミング、食後3分で予防フロスケアです。
(2017年7月執筆)