インフルエンザとワクチン
予防 季節の注意
今年もインフルエンザのシーズンが近づいてきました。麻生区では8月の終わり頃からインフルエンザの患者さんが発生しており、9月に入ってA・B両方の型が検出されています。
インフルエンザ予防には、マスク着用、うがい、手洗い、換気、体調管理に加えてワクチンが推奨されます。今年は、従来からある注射によるワクチンに加えて、鼻の中(鼻腔内)に噴霧するタイプのワクチンが認可され、使用が可能になりました。注射タイプとの違いは、弱毒生ワクチンであるため投与は1回で済むこと、針を使用しないため痛みがなく心理的・身体的負担が軽減されること、産生される抗体が注射と異なりより効果的である可能性があること、などが挙げられます。
接種対象年齢は2歳以上19歳未満の小児になります。流通本数が少ないため希望に添えない可能性があることと、接種費用が高額になることを理解してもらえればと思います。
(2024年9月執筆)