この夏の過ごし方の注意点
季節の注意 診療のこと
暑い日が続いていますが、梅雨が明け、いよいよ本格的な夏が来て、これからさらに暑い日がやってきます。夏は脱水傾向になることで血圧は冬より下がりますが、血糖、脂質、尿酸などが急激に悪化して心筋梗塞、脳梗塞、激痛を伴う痛風発作など重病を招く恐れがあります。春の健康診断で異常値を指摘され放置している人は、急激に悪くなる前に受診してください。
また、最近新型コロナウイルスが再び猛威を振るい始めています。症状は発熱、倦怠(けんたい)感、頭痛で、その他咽頭痛、咳などもあります。発熱、頭痛、倦怠感は熱中症の症状でも現れるため熱中症と区別がつきにくく、熱中症だと思い受診した人が実はコロナウイルス感染だったということがとても多いです。
熱中症の予防は規則正しい生活をすること、すなわちよく眠ること、朝食をしっかり取ること、定期的な水分補給です。また、冷房が苦手な場合でも冷やしすぎない程度になるべく使用してください。
(2024年7月執筆)