新型コロナ時代の眼のケアについて
感染症 時事 目
新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。新型コロナウイルスは結膜炎を発症するという報告もあり、目の表面へウイルスを含む飛沫が飛ぶ、ウイルスの付いた手で目をこするなどの経路で目への直接の感染もあり得ます。目がかゆいと、ついこすってしまいます。早めにかゆみを抑える点眼薬を使用したり、コンタクトレンズを外すときには特に念入りに手洗いをしたり、眼鏡をかけて直接飛沫が目にかからないようにすることも対策になるでしょう。
手を洗うと同様に、目を洗うと予防になるかということに関しては、まだ何も良し悪しは言われてはいません。目の充血や目やにが出た場合、それが新型コロナウイルスによる結膜炎か、どの眼科医も経験が少ないため断定はできません。目の所見だけでなく、全身状態や世の中の感染状況を考えて、新型コロナウイルスが原因か、可能性から考えていくしかないのが現状です。
(2020年8月執筆)