犬のレプトスピラ感染症
ペット 感染症
皆さんのおうちのワンちゃんは毎年、混合ワクチンの接種を受けていますか。
犬の混合ワクチンを選択する時に獣医さんからよく出てくる言葉に、「レプトスピラ感染症」があります。レプトスピラ感染症は人畜共通感染症で、多くの哺乳類が感染する病気です。多くは、ねずみなどの感染動物の尿中に排泄されたレプトスピラ菌によって汚染された、水や土壌に「接触」することで感染します。
主な初期症状は発熱・倦怠感・食欲不振・嘔吐・脱水・出血で、重度になると腎不全・肝不全を併発し、死に至ります。
犬の場合は感染しても「無症状」で、他の犬や人への「感染源」になることがあります。近年では衛生環境の向上で著しく減少しましたが、これからの時期、川や砂場、キャンプなど自然遊びをよくするワンちゃんは、ぜひレプトスピラ感染症を予防できる、混合ワクチンの接種をお勧めします。
(2020年7月執筆)