失った歯を補う治療法
口・歯 診療のこと
インプラント治療は、失ってしまった歯を補う治療法として、多くの患者様が選択するようになりました。歯を補う治療法としては、他にも「入れ歯」や「ブリッジ」が挙げられます。これらの治療法は現在も行われており、患者様にとって治療の選択肢が増えることは良いことだと感じています。
入れ歯の場合、治療法が確立されており、多くの症例があるのがメリットです。一方、失った歯を補う箇所が大きいほど作りが大きくなる、固定する金属部分が目立つ、突然外れてしまうことがある、しっかりかめないといったデメリットがあります。ブリッジも治療法が確立され、多くの症例があります。義歯を固定するので外れてしまうという心配は少ないですが、補う箇所の両隣の歯が健康であっても固定するために削る必要があり、歯を失った箇所が複数連なる場合は利用できないなど、適用範囲が限られます。
インプラント治療はこれらのデメリットを解消することができます。自費診療となりますが、失った箇所にインプラントを埋入し固定の歯を入れるので、健康な歯を守ることになり、治療法によっては埋入する本数を少なくすることも可能です。しかし、外科手術が必要なため、治療期間が長く、患者様の具合によって適用できないこともあります。
患者様にとって治療の選択肢が増えることは良いことですが、それぞれの治療のメリット・デメリットを知り、自分にとってベストな治療法を選ぶようにしましょう。
(2024年3月執筆)