答えは「YES!」
予防 季節の注意
川崎市では9月からインフルエンザの異例の流行が続き、既にかかった人も多いと思います。「インフルエンザに既にかかっていてもワクチンは打つべきか」という質問が増えていますが、答えは「YES!」です。
インフルエンザワクチンは、シーズンごとに流行株を予測し、4種のウイルス株を選定して作られますが、数種類が同時に流行ることもあるため、今季は複数回かかる可能性があります。関東は冬の乾燥により、さらなる流行も懸念されます。現在接種しているワクチンは、流行中の株にも有効かつ従来の季節性インフルエンザにも効果的で、接種後2週間から5か月予防効果が持続しますが、個人差があり次第に効果はなくなります。
かかった人は同じ型のウイルスにはかからないとされますが、常に例外はあり、日本ではインフルエンザで年間約一万人が生命を落としています。再感染や脳炎・脳症といった重症化を防ぐためにインフルエンザワクチンを打ちましょう。
(2023年11月執筆)