外でよく遊ぶと近視が進まないって本当?
子ども 目
以前、子どもの近視の進行を抑える画期的な方法はないと、コラムに書いたことがあります。最近は新しい知見として、日光に含まれる紫色の光に、近視の進行を抑える力があるということが言われ始めました。紫色の光は、可視光線の中で一番紫外線に近い波長の光です。よって屋外で日光を浴びて活動することが大切ということになります。そうすると長時間日光を浴びれば浴びるほど、より近視の進行が抑えられると考えられますが、紫外線も一緒に多く浴びてしまうことになり、紫外線自体の有害性も考えなければなりません。
また、窓ガラスは紫外線をカットし、そのときに紫色の光もカットされてしまいますので、窓越しで日光を浴びても効果は少ないということになります。1日1~2時間程度の屋外活動により、近視の進行がゆるやかになる可能性があると言われています。ぜひ意識してみてください。
(2019年11月執筆)