完全に歯周病感染をなくす方法とは?(1)
予防 口・歯
正しい磨き方なら1日1回の手入れで充分に歯周病を予防できるという先生がいますが、間違いです。菌群が食後1時間で厚みと粘着不溶性を増し数千から1万倍にも増殖するので、プラーク内で酸が増える食後の30分で脱灰進行があり、う蝕状態になります。
酸蝕という歯が溶ける症状も、酸っぱい飲料や食品のPhがエナメル質を溶かす値の5.5以下の場合、唾液が出にくくなるイライラストレスや脱水状態で、歯が食中食後に溶けていきます。40歳を過ぎると根面も危険になります。電動歯ブラシの回転カップ振動タイプとしっかりした毛先は、根面を削り歯肉退縮を進行させます。音波振動タイプが安全です。
特に食後でなく寝る前のケアだけでは、酸で脱灰が広がり、根元も削れやすくなっています。食後すぐにフロスで酸発生のプラークを抑制しておきましょう。酸性の飲料や食品も多いので、食間にCaやフッ素を含んだガムも有効です。
(2018年9月執筆)