お口から始めるクオリティ・オブ・ライフの向上
口・歯 診療のこと
春めいてきた3月は新年度に向けての準備の時。新たな門出を迎えるタイミングで、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を目指しましょう。お口と歯の大切な役割と効果は多岐にわたります。よく噛んで食事をすることは消化を助け、脳の活性化を促し、顔の筋肉を動かし引き締まった顔立ちになります。また、しっかり噛みしめができると体に力が入り、ちょっとしたつまずきも予防できます。歯は体のバランスを維持してくのにも大切な役割をしています。
健康ではつらつとした毎日を過ごすことがQOLの向上につながります。そのために、まずは自分のお口の状況を知りましょう。学校でも定期検診があるように、期間を決めてお口の健診を受けましょう。もし歯を失っていても、義歯で補うことでQOLは守られます。義歯の状態が良いと健康状態も良いという研究データも発表されています(8020コホート研究より)。ただし、義歯は良好な状態を維持するためにも、かかりつけの歯科医院で定期的なメンテナンスをすることが大切です。インプラントは歯根がなくなってしまった人にも対応ができる治療法で、取り外しのメンテナンスが無く、自分の歯のようなケアで済みます。健康な歯への影響が少ない優れた歯科治療の一つですが、経験・知識・検査・サポート体制が万全であり、何より患者様との情報共有をしっかり行う歯科医院で治療をしましょう。こちらも定期メンテナンスは必要です。QOLの向上を一緒に目指しましょう。
(2017年2月執筆)