電磁波が口の中の金属に影響する?
口・歯 時事
スマホが日常に使われている現在、強いエネルギーを持つ電波が生活圏の中に氾濫しています。便利なコミュニケーションツールですが、高周波の電磁波というのは、世界中の各種の実験報告などを検証すると問題点が見えてきます。Wi-Fiからの電磁波を浴びるとアマルガムから水銀が溶出する。という実験レポートがJournal of Environmental Health Science and Engineering誌に、今年2月に掲載されました。2.4GHzのWi-Fiルーターから30cmの距離で、20分間アマルガムという歯科用合金を詰めた抜去歯に暴露したら、水溶液中に水銀が検出されたという結果です。口の中にある虫歯治療に使われる金属合金は、高エネルギーの電磁波に晒されている環境が多く、そのために口の中の合金に微弱な励起電流が発生するリスクがあるようで、フレミングの右手の法則ですね。
金属の溶出の体への影響については、次回お話しましょう。
(2017年2月執筆)