噛む力の大切さ
口・歯 診療のこと
歯と健康は密接な関係にあることはご存知かと思います。食事は生きていくために必要ですし、食事を楽しむことは生活を豊かにします。良く噛むことは食べ物の消化を助け、顎や口腔、脳、顔にある感覚器官を刺激し、それぞれの働きを活発にします。噛む力を維持するためには、咬み合わせのバランスが大切です。咬み合わせは年齢や生活習慣、失った歯をそのままにしてしまうことでも変化し、咬み合わせのバランスを崩してしまうと心にも健康にも悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
咬み合わせから起因する影響として、成年期以降はストレス、歯ぎしり、口臭、歯の摩耗・破折、肥満などが挙げられます。高齢期になると運動機能の低下、物忘れ、誤嚥性肺炎などが挙げられ注意が必要です。特に運動機能が低下し、ちょっとしたことでも転びやすくなる原因として、噛みしめる力が無い→足腰に力が入らない→転ぶということもあるのです。
良い咬み合わせを保つためには、失ってしまった歯は義歯で補い、定期的なプロのチェックを受けることが大切です。インプラントは健康な歯への影響が少ない優れた歯科治療の一つです。経験・知識・検査・サポート体制が万全であり、何より患者様との情報共有をしっかり行う歯科医院を選びましょう。
(2016年12月執筆)