高齢者の転倒予防のための靴選び
シニア 予防
高齢者が安全に歩行できる靴を選ぶことは、転倒予防につながります。足にぴったり合った靴を選ぶことで、足が靴の中で動かず安定感が増します。また、ハイカットの靴は足関節をしっかりと支えることができます。
靴底は滑りにくい素材のゴム製などがよく、また、溝がしっかりとしたデザインが望ましいです。軽い素材でできた軽量の靴は、長時間の歩行でも疲れにくくなるため転倒リスクが軽減されます。定期的に靴底などの状態をチェックし、摩耗している場合は早めに交換しましょう。
爪先部分が重たく、かかと部分が軽い重量バランスの悪い靴は、転倒のリスクが高くなります。足の親指から小指の付け根にかけて適度に曲げられるよう、柔軟性のある素材の靴がおすすめです。爪先部分が地面から1センチ以上離れている、爪先部分が反り上がった靴は、つまずきを軽減する効果があり、転倒予防につながります。
(2024年9月執筆)