口腔が体に及ぼす影響
口・歯 診療のこと
口腔内から適切なアプローチを行うことにより体の機能が改善され、全身の健康が増進されることを目的とした歯科治療があります。
体の「最高司令塔」である脳と口腔はとても近い位置にあり、太い神経や血管でつながっています。口腔から良い刺激を送り込めば、他の部位から刺激を与えるよりもダイレクトに伝わり、脳に大きな作用を及ぼせます。さらに、脳の血流改善も促せます。その結果、全身の機能が整い、より健康な体づくりをしていけるのです。
口腔からはさまざまな信号が脳に発信されています。良い信号がある反面、好ましくない信号があるのも事実です。その好ましくない異常信号が、頭痛や肩凝り・めまいなど不調の原因になっていることもよくあります。異常な刺激を取り除き良い刺激を送り込むことで、脳機能が改善し脳の活性化が促進されます。その結果、患者が本来持っている身体機能が引き出され、さまざまな症状の改善につながっていくのです。
(2024年6月執筆)