脈をとりましょう (1)
予防 季節の注意 胸部・腹部
新しい仕事や入学で環境が変わったり、緊張が続き疲れの出る季節です。動悸がしたり、時には胸痛を感じることがあります。そんな時はちょっと脈をとってください。動悸を感じても必ずしも不整脈とは限りません。しかし不整脈が出ているために胸痛を感じることもあります。ところで脈のとり方をご存知ですか。頸部・鼠径部・足背・肘などでも比較的容易に脈を触知できますが、一般的なのは手関節部です。親指の外側のスジを肘の方向にたどっていくと前腕の橈骨々頭の突起を触れます。この内側(手の平側)を指で触れてください、トントンと脈を触れる筈です。触れにくい時には手を反らせてください。動悸や胸痛時に、何もなくても外出時や夜布団の中で脈をみてください。一定のリズムで脈を触れるでしょうか。脈が抜けたり、不規則に速くなったり遅くなるのは不整脈です。検査を受けましょう。
(2016年5月執筆)