多汗症
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多汗症は手のひらや足の裏に汗を多くかき、日常生活に影響を及ぼすことがあります。また、わきの下にも同様なことが起こることがあります。
原因がはっきりしない原発性のものや全身性疾患(感染症や甲状腺疾患など)によって起こるものがあります。原発性多汗症の平均発症年齢は25歳位ですが、幼小児期に発症することもあります。若い人の多くは原発性です。症状は精神的緊張が起こる日中の時間帯に認められ、睡眠中は発汗が停止しています。汗の量は気候によっても変動します。
治療は制汗スプレーの他に、塩化アルミニウム溶液の外用を行います。これは汗の出口を塞ぐことによって汗の量を減らします。これとは別にボツリヌストキシンを注射する方法もあります。この治療法は、わきの多汗症に対しては保険適応が認められています。詳しくは皮膚科で相談してみてください。
(2016年4月執筆)