在宅療養患者の新型コロナワクチン接種
シニア 時事
基本は、医療機関および行政によって用意された会場において集団接種が行われますが、自宅や施設から移動可能な人に限られます。現段階では、接種可能な診療所の調査登録が、医師会を中心に行われ、移動が困難な在宅療養中患者に対しては、訪問診療医(かかりつけ医)によって接種が行えるよう準備が進んでおります。つまり、インフルエンザや肺炎球菌ワクチンと同様に、訪問診療医によって、自宅での接種が可能となります。
時期に関しては、集団接種と同時期かそれよりも少々遅れて接種可能となる見込みです。リスクとしては接種後の副反応、アナフィラキシーショックなどへの対応です。副反応が見られた場合には、昇圧剤(キット注射剤)、ステロイドの医師による投与(内服、注射)によって、症状が改善されます。以前より他のワクチンや内服薬も同様のリスクはあり、新型コロナワクチンだけのリスクではありません。
(2021年2月執筆)