みずむし
予防 手足 皮膚
みずむしは白癬菌(はくせんきん)というカビの一種による皮膚の感染症で頭から足まで、身体のいたるところにできます。
頭にできた物を頭部白癬、体幹にできたものを体部白癬、股にできたものを股部白癬といい、白癬菌が寄生した部位によって足白癬、爪白癬、顔面白癬と名前が付けられています。最も多いのが足白癬と爪白癬です。足白癬の症状は、足指に水疱を生じて皮膚が向けるタイプと、足底の角質が厚くなり皮がむけてくるタイプがあります。大部分は抗真菌剤の塗り薬で治りますが、皮膚の肥厚が強い場合は、内服薬で治療することもあります。
日本の住環境では裸足になることが多く、お風呂場のマットや畳などで足底に菌が付着する可能性が高いです。毎日丁寧に足を洗い清潔に保つことによって、白癬菌の人への感染や自分の病変の再燃を防ぐことができます。
(2017年3月執筆)