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胃炎

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 胃炎は原因を特定できない場合が多く、臨床診断名として広く使用されています。嘔吐を主訴とした場合は、感染症や異物、中毒などによるものが一般的です。ヘリコバクター性胃炎や炎症性腸疾患(IBD)の一部の胃炎なども含まれ、これらは慢性的な嘔吐が見られます。嘔吐は生体の防御反応の一つで異物や毒物の摂取による嘔吐があり、無理に止めるべきものではありません。胃の粘膜表面は粘膜バリヤーで保護されていますが、炎症部位では胃酸の刺激により更に炎症が悪化することがあり、この悪循環を断ち切ることが大事になります。胃炎で嘔吐がある場合には食事の制限と、消化が良い低脂肪食がすすめられます。また脱水が起こることが多く、水を飲んでも吐いてしまう場合には、注射による水分補給や薬剤の投与が必要になります。胃酸による嘔吐の再発は多く、胃粘膜保護剤や制酸剤などの投与が必要となります。
(2016年7月執筆)

執筆者プロフィール

  • そえだ動物病院

  • 添田岳史 院長

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