熱中症
ペット 季節の注意
連日厳しい暑さと高湿度が続き、しばらくは熱中症に注意が必要です。熱中症とは高温環境で生じるさまざまな体の不調を総称して呼びます。犬や猫は人と違い汗をかくことができず、呼吸数を増やすことで体温を下げます。したがって、短頭種や長毛種、心疾患や上部気道疾患を持つ子は特に注意が必要です。
熱中症の症状は多岐にわたり、見るからに呼吸が荒い、触れると明らかに体が熱い時には、すでに高体温によって全身の臓器に障害が出て緊急治療が必要になることがあります。熱中症にならないように対策するのが一番ですが、ペットの異変に気づいて熱中症が疑われたら、病院に連絡して指示をもらいましょう。この時、体温を測定して40度を超えている場合には、水分補給や涼しい場所に移動するだけでなく、積極的に体温を下げる必要があります。濡れたバスタオルで体を包み扇風機などで風を当てると効果的です。
(2018年7月執筆)