尿が出ていない!(1)
ペット
前回までは尿の量が多いことに着目しましたが、今回は尿が出ていないと感じたときのことについて話そうと思います。尿が出ていないときは、「そもそも尿がない」か「尿が溜まっているのに何かの原因で出すことができない」のどちらかです。当たり前のことですがこれは大きな違いで、前者はペットが尿のこと以外は元気に過ごせていれば、緊急性は低いことが多いです。
しかし、後者の場合はすみやかに尿を出せるようにしないと、腎臓に負担をかけて命に関わります。もし自分のペットの様子が気になったら、トイレに行って排尿姿勢をとる回数と頻度、そのときに痛みがあるか、尿は少しでも出ているのかを確認し、尿が採れれば持参して動物病院に相談するのが良いでしょう。
また、腹部を触ると膀胱の状態が分かることがありますが、破裂する可能性もあるので、腹部が張っていれば無理せずに獣医師の診察を受けた方が良いでしょう。
(2019年8月執筆)