高尿酸血症・痛風
下腹部 予防 胸部・腹部
血液中の尿酸値が7.0mg/dlを超えた状態を高尿酸血症と呼び、最初は自覚症状がなく放置する人が少なくありませんが、高尿酸血症はさまざまな合併症の危険信号です。高尿酸血症が続くと尿酸が結晶化し関節に沈着し、突然激痛を伴なう痛風発作が起こります。また腎臓に沈着すると腎臓の働きが低下し、放っておくと腎不全となり透析が必要となることも。生活習慣病とも密接に関係し動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクも高めます。尿酸値が7を超えたらまず生活習慣を見直しましょう。ただし尿酸値が9以上もしくは狭心症や糖尿病があり8以上の人はすぐに治療が必要です。肥満を解消するだけでも効果はありますが、ストレス・過度な飲酒・脱水・激しい運動で尿酸値は予想外に1から2上昇します。アルコール自体が尿酸値を上昇させるため、ビールだけでなくアルコール全般の摂取を減らしましょう。
(2016年6月執筆)