口元で大きく変わる若さの印象
口・歯 時事
新緑がきれいな季節です。新生活にもようやく慣れ始め、学校では歯科検診を行う頃です。文部科学省が発表している学校保健統計調査報告によると、12歳の永久歯1人当たりの平均的な虫歯の推移(失った歯+処置した歯+未処置の歯)は、平成4年の時は4.17本に対し、平成26年では1.0本と大きく改善しています。この統計を見ると皆様の口腔ケアの意識の高まりを感じます。
しっかり咬める自分の歯の大切さは認識されていると思いますが、歯は口元を支えている土台の役割もしています。歯を失ったままでいると、支えが無くなり口元のハリがなくなったり、シワが増えて実年齢以上の印象を与えるようになったります。また、歯はお互いにバランスを取って並んでいるため、バランスが崩れ健康な口腔を維持しにくくなります。学生の場合は歯科検診が定期的にありますが、社会人は検診を意識しなければなりません。
いつまでも若々しく健康であるために、歯はとても大切です。この時季の検診を積極的に受けるようにしましょう。
(2016年5月執筆)