日本人は歯の寿命が意外と短い?
予防 口・歯
健康維持、健康促進という言葉が溢れている今、できるだけ健康寿命を延ばそうと高い意識をもって体調管理を行っている人が多いと思います。日本では以前から「80歳でも自分の歯を20本以上保つこと」を広く推奨しています。実際はどうなのでしょうか?全国健康保険協会によると80歳の平均的な歯の数は13.9本、20本以上の歯を保っている人の割合は38.3%とあり、達成している人は半数を下回っています。健康と歯の関係は以前からお話していますが、歯を守っていくことも健康維持につながることを再度意識してください。ちなみに、「80歳で20本以上」の他にも、「60歳なら24本以上」、「40歳なら全ての歯」を保つことが推奨されているのはご存知でしょうか?
歯を守るためには毎日のプラークコントロール(歯みがき)、定期的な検診、早めの治療、歯周病予防などが大切です。歯が痛いから歯医者に行くのではなく、予防や検診のために歯医者に行くようにしましょう。そして、あなたに合ったかかりつけの歯科医と歯科衛生士を見つけましょう。歯を失ってしまった場合、義歯で補うことで他の健康な歯を維持できます。インプラントなど多くの治療法がありますので、気軽にご相談ください。
(2015年12月執筆)