歯の間が最も重要なお手入れ場所 (4)
予防 口・歯
トイレはすぐに流すので、タワシでこすらなくても便器のきれいは次まで続きます。私たちの歯と歯肉も同じで、使った時にすぐに流します。でも口の場合、すぐに洗口してもきれいにはならないのです。洗口しても食後30分まで酸性の上昇は続くというレポートもあります。歯の間に食後の食べかすと菌は残って、それが腐敗醗酵して口臭を発生させるようになってからでは、ネバネバが増えて簡単に落ちなくなります。毎食後3分以内の予防的タイミングでのフロスケアが大切です。口の中は食後の2時間くらい酸っぱい状態が続き、食後の30分が一番酸っぱく、歯の表面を擦ると歯ブラシ傷ですり減ります。食べたら磨くと聞いても、数十分過ぎると、歯ブラシすることが歯をすり減らすのです。フロスも多くの種類があり、最も効果的なのはクリニカタイプで、テープ状に広がるミクロン糸が百本以上張ってあるものがベストです。
(2016年10月執筆)