歯の間が最も重要なお手入れ場所 (1)
予防 口・歯
食後すぐのケアは、口の中の食べかすが腐敗醗酵してくる30分くらいで行うと、歯の表面が酸蝕状態で弱くなっていて歯ブラシの毛先ですり減り傷つくので、食後は手入れをするなという意見があります。2時間くらい待って、唾液の再石灰で歯の表面が丈夫に戻ってから手入れしなさいと? はっきり言います。これでは、虫歯も歯周病も進行していきます。虫歯や酸蝕、歯周病感染をしっかり予防できるケアは、食後3分以内のタイミングで、食べかすのうちに歯の接触点を含む隣接面をクリニカタイプのYホルダフロスで、軽く内外湾曲部を上下にこすります。トイレもすぐに流すのでタワシでこすらなくても、便器の奇麗は次まで続きます。歯の間に食後の食べかすと菌は残っているので、腐敗醗酵して口臭となってからでは、ネバネバが増えて簡単に落ちなくなります。毎食後3分以内の予防フロスケアが大切です。
(2016年7月執筆)