
しっかりとした歯科治療とは?
口・歯 診療のこと
痛みを取る治療に関しては医科治療も歯科治療も大差はないですが、補綴(入歯・冠・詰物)の製作では差が出る場合があります。
補綴物は保険適用内か適用外かで費用が異なります。保険適用内は全国一律で都市部や農村部での費用差はありませんが、金属の種類・大きさ・部位・形態・位置や、金属の時価により費用差が出る場合があります。保険適用内でよく使われるのは、金が12%のパラジウム合金(12%PD)や銀合金で、メーカーにより金属の比率が少し異なります。多くの医師は保険治療を行うよう努め、患者さんも保険適用内の治療を望みますが、前述の金属は密閉度・硬度・熱による伸びが、天然歯と大きく異なります。健康な状態に戻すには補綴物も天然歯に近い必要がありますが、天然歯に近い素材は保険適用外です。
一番良いのは天然歯で、しっかりとした歯科治療とは歯石取りのような予防です。自覚症状がないうちに歯を削らずに済むよう心掛けることが大切です。
(2025年11月執筆)













