
おまたがなんか嫌な感じ?
下腹部 診療のこと
最近、排尿時に違和感や痛みを感じたり、ずっと座っていると会陰部(陰嚢と肛門の間)に不快感が出たりすることはありませんか? それは、慢性前立腺炎のサインかもしれません。
この病気は、陰茎や下腹部、腰の重だるさ、射精時の痛み、性欲の低下など、さまざまな症状を引き起こします。症状は軽度でも長引くことが多く、日常生活や精神面に影響を及ぼすことも少なくありません。原因は細菌感染によるものと、非細菌性のものに分けられます。実際には、ストレスや血流障害などが関与する非細菌性のケースが多く、明確な原因が分からないこともあります。
治療では、炎症を抑える薬や抗生剤、前立腺肥大症の薬などが使われますが、それだけでは十分でないことも。生活習慣の見直しやストレスケア、適度な運動などを組み合わせることで、症状の改善が期待できます。気になる症状があるときは、泌尿器科にご相談ください。
(2025年11月執筆)













