白内障手術のタイミング (1)
目 診療のこと
目の病気もいろいろとありますが、認知度が高い病気の一つが白内障ではないでしょうか。白内障は、目の中の水晶体という透明な組織に濁りが出てくる病気です。
水晶体は目の中でレンズの役割をしており、ここに濁りが出ると「見え方がかすんでくる」、「眼鏡をかけても見えにくい」、人によっては「まぶしい」などの症状を感じるようになります。そして、この水晶体の濁りを解消するための飲み薬や点眼薬は今のところ開発されておらず、唯一の治療法は、濁った水晶体を取り除き人工水晶体に置き換える手術となります。
白内障手術を受けるタイミングについては、年齢や視力などといった明確な基準はありません。では、実際にはどのタイミングで手術を受けたらよいのでしょうか? 人によって受けた方がよいタイミングは違うため、詳しくは次回のコラムで説明していきます。
(2024年5月執筆)