熱中症にご注意を
予防 季節の注意
昨今の夏は異常に暑い日も多く、熱中症には十分注意が必要です。熱中症は梅雨明け後7月中旬から8月上旬が発症ピークとなり、発症時刻は12時および15時前後の日中が最も多いです。これら暑熱環境下に長時間滞在しないようにすることはもとより、体を冷却する、水分を補給するといったことなども重要な予防策になってきます。
では、どのような水分を補給すると良いのでしょうか。熱中症診断ガイドラインでは0.1〜0.2%の食塩水が推奨されており、1リットルの水に1~2グラムの食塩と砂糖20~40グラム(大さじ2~4杯)を加えたものが効率よく吸収できます(小腸でナトリウムとブドウ糖は1対1で吸収されるため)。手軽な手段として、浸透圧も適切に調整されている経口補水液などが販売されているので、外出の際には持参しておくと良いでしょう。
暑い夏を楽しく過ごすためにも水分補給を忘れずに! 高齢者はエアコンを積極的に使いましょう。
(2023年7月執筆)