歯を失ったままにしない
口・歯 診療のこと
虫歯の再治療や歯周病、その他の原因により歯を失ってしまうことがあります。歯を失ったままでいると、(1)かみ合わせのバランスが崩れ食べ物をしっかりかめない、(2)欠損した箇所によっては発音がしにくくなり会話がしづらい、(3)残っている健康な歯に余計な負担が掛かり歯の寿命が短くなる、(4)審美性が悪くなり周りの目が気になる、などご自身の健康や生活の質まで落としてしまうことにつながります。失った歯を補うことは、健康や生活の質を維持する上で大切なことなのです。
失った歯を補う方法として、入歯やブリッジ、クラウン、インプラントが挙げられます。お口や体の状況などにより治療法は変わってきますが、歯根が残っていなかったり、割れてしまったりしている場合は、かみ合わせや審美性、他の健康な歯に影響が出にくいインプラント治療を検討してみてはいかがでしょうか。
インプラント治療とは、生体親和性の高いチタンやチタン合金製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、固定式の義歯を取り付ける治療法です。保険適用外であり治療時間も必要ですが、自分の歯のようにしっかりかめるようになり、審美性も高いので、多くの患者様が選択するようになりました。健康で充実した日々を過ごすために、お口の健康も維持していきましょう。
(2023年7月執筆)