誤食してしまったときに(1)
ペット 診療のこと
ペットは室内で過ごし、私たちと生活を共にしているからこそ、さまざまな異物や毒物を誤食してしまう可能性があります。もし誤食をしてしまったら、動物病院に速やかに連絡しなければなりませんが、その際に何を飲み込んだのか情報を正しく伝えることが必要不可欠です。
何を飲み込んだのか、大きさや形、量、材質、原材料を正確に把握します。食べ物なら成分表示が分かるものを、食べられないものなら同じものがあれば用意して連絡するとスムーズでしょう。飲み込んだ時間も重要で、2時間以内なら催吐処置ができるかもしれません。ここまで全て、飼い主の話以外では得られない情報ですので、慌てず整理して獣医師に伝えましょう。
さらにペットの症状として呼吸状態や、嘔吐や悪心があるかなどは、獣医師がまず欲しい情報です。病院での処置は状況によって全く違うものになりますので、正確な情報共有が最も重要なのです。
(2021年12月執筆)