最近話題の子宮頸がんワクチン
予防 成人 時事 胸部・腹部
子宮の入口にできる子宮頸がんの多くはパピロマウイルスというウイルスよって起こり、日本でも毎年多くの人が命を落としています。このウイルスの感染を予防するのが子宮頸がんワクチンです。これにより子宮頸がんになる確率を大幅に減らすことができます。
しかし、国がこのワクチンの接種を積極的に奨めなくなってから8年以上経ちます。これは、今ではワクチンとは関連がないとされているケイレンなどが過剰に報道され、安全性を確認する必要が出たからです。しかし、このワクチンは世界でも多くの国で使用されていて、その効果と安全性は十分に確認されています。イギリスでは、このワクチンにより子宮頸がんの発生を9割近くも減らせています。
最近、積極的に広報や通知を再開するという発表があり、国も接種を奨める方針を示しました。対象の人は、自分を守るためにぜひ接種を検討してみてください。
(2021年11月執筆)