秋は喘息、鼻炎が悪化しやすいので注意
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気管支喘息、通年性アレルギー性鼻炎がありながら新型コロナウイルス流行の影響により受診を控えている人はいませんか?
秋は気圧・気候・気温の変動が激しく、また夏の湿気で増えたダニがさらに多くなるため、アレルギー性鼻炎や気管支喘息が悪化する人がとても多いです。子どもの鼻炎や喘息は睡眠を妨げるだけでなく、集中力の低下や成長・発達にも影響を及ぼします。また、大人は職場でくしゃみや咳が出てしまうと、コロナ禍では周りの人から嫌な顔をされてしまいます。
一見症状が安定している人でも、ちょっとした刺激から鼻炎や喘息が悪化することが多いため、秋花粉やハウスダスト、ダニのアレルギー、喘息を持っている人は早めに受診し、現在の状態を把握しておくことがおすすめです。特に気管支喘息のある人が万が一新型コロナウイルス感染症に罹患すると重篤化することもあるため、必要に応じた加療をすることをおすすめします。
(2021年9月執筆)