動脈硬化はありませんか?
血液・血管
動脈硬化は、血管が硬くなり、血管の内側にコレステロールの塊などが沈着した状態です。これが悪化すると血管が詰まったり、出血を起こしたりして、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの病気の原因になります。このような怖い病気を発症するまで動脈硬化は自覚症状がなく、どの程度進んでいるのか自分では分かりません。
動脈硬化の程度を知るためには検査をしなければなりませんが、その中でも頚動脈エコーは比較的簡単にできる検査です。頚動脈エコーは、首にある頚動脈と呼ばれる脳につながる血管を超音波で観察するもので、血管の狭窄やプラークと呼ばれる動脈硬化の塊の有無、血管の厚みによる動脈硬化の程度を判定することができます。痛みもなく、短時間でできる、とても有効な検査法です。
特に高血圧や糖尿病、高脂血症がある人はこれらの検査を受けて、自分の動脈硬化の状態を知っておくとよいでしょう。
(2019年11月執筆)