患者さんの負担を減らす
口・歯 診療のこと
お口のトラブルを抱えているのに「まだ大丈夫だ」と歯科医院へ行かないのは、歯科医院は身体的、時間的、費用的に負担がかかるところだと潜在的に感じているからではないでしょうか。働き盛りの人は時間も限られますし、子どもの頃の歯科医院のイメージが足を遠のかせる理由の一つになっているのではと思います。
その頃の歯科医院とは違い、多くの歯科医院では患者さんの負担を減らすさまざまな工夫を行っています。土日の通常診療や、診療予約システムの導入は珍しくなくなりました。他にも精度の高い治療を提供するためマイクロスコープを使った治療や幹部が立体的にわかる歯科用CTを導入する医院も増えています。最近では、精度の高いインレーや義歯を最短1日で作ることができる歯科用CAD/CAMを導入する医院もあります。
当院でも導入した歯科用CAD/CAMは診察時、患者さんの負担を大きく減らせるメリットがあります。その一つがお口に馴染まず時間もかかり、辛かった印象材での歯の型取りが光学スキャンとなり、時間も大幅に短縮できることです。CAD/CAMは矯正歯科や入れ歯など多方面でも活用が進んでおり、ますます患者さんの負担を減らせるようになるでしょう。
健康であることはかけがえのないものです。歯科医院も大きく変わってきています。あなたのお口を一緒に守るパートナーとしてかかりつけの歯科医院を利用しましょう。
(2019年5月執筆)