食物アレルギー(アレルゲン検査の必要性)
アレルギー 子ども 季節の注意
新入学・新学期を迎える季節となり、保護者の目の届かない所でアレルゲンの接触の機会が増える時期です。人の体にはウイルスや細菌、アレルゲンといった有害な物が入ってきたときに、これらを攻撃して体を守る免疫という仕組みがあります。ところがある特定の食物を異物と判断して攻撃し、皮膚・呼吸器・消化器あるいは全身にさまざまな症状を引き起こすのが食物アレルギーです。
またアレルギーの原因物質に触れたり、飲食して数分から数時間後に発症する激しい即時型の急性アレルギーをアナフィラキシーと呼び、命に関わることもあります。年齢が低い時に発症した食物アレルギーは、自然に治りやすいとされる一方、食物アレルギーに備えるには原因となる食物を食べないことです。アレルゲンは血液検査や皮膚テスト、食物除去検査などで特定されます。いずれ食べられることを目標に、まずは何が原因物質かを調べ、適切な対応が重要です。
(2019年3月執筆)