若いのに疲れやすい
女性 血液・血管
疲れが取れない、すぐ疲れてしまうなどの症状はよく見られる症状です。疲れやすくなる病気はたくさんありますが、頻度の多いものの一つが「貧血」です。貧血とは血液に含まれる赤血球という酸素を運搬する細胞が少なくなった状態です。原因はいろいろありますが、一番多い原因は鉄分の不足によるものです。貧血と言うと「ふらつき」の症状を思い浮かべますが、大量の出血によるもの以外では、そのような症状が出ることはほとんどありません。多くの場合何も症状はありませんが、なんとなく体がだるい感じがあったり、階段を上がった時などに息切れがしたりすることもあります。特に閉経前の女性は貧血になりやすいので、症状のある人や心配な人は検査を受けると良いでしょう。貧血の有無は血液検査をするだけで分かります。原因を調べて、もし鉄分不足の場合は鉄剤を服用すれば症状も速やかに改善します。
(2016年3月執筆)