
歯と脳の意外な関係
口・歯
近年、「脳歯科」という考え方が注目されています。これは正式な歯科の専門分野名ではありませんが、歯やかみ合わせが口の中だけでなく、全身の健康にどのような影響を与えるかという視点で診療を行う考え方です。
歯や顎は、食べたり話したりするために欠かせません。かみ合わせや顎の位置に問題があると、顎関節や周囲の筋肉に負担がかかり、顎の痛みや違和感だけでなく、頭痛や肩こりなどの不調との関連が指摘されることもあります。また、睡眠や呼吸に影響する場合もあると考えられています。そのため近年は、虫歯や歯周病の治療だけでなく、かみ合わせや顎関節、口腔機能を総合的に評価する診療も行われています。
ただし、かみ合わせと全身症状との関係については、まだ研究が続けられている分野もあります。すべての不調が歯やかみ合わせによって起こるわけではありません。顎の痛みやかみにくさ、かみ合わせの違和感が気になる場合は、歯科医院で相談してみましょう。
(2026年6月執筆)












