
お口の不安を減らし、家族団らんの時間を楽しむ
口・歯 診療のこと
年末年始は、親戚や家族が集まり、食事を囲む機会が増える時期です。そんな楽しい時に、「入れ歯が合わずに外れる」「しっかりかめない」「口元が気になって笑えない」といったお悩みで、食事を心から楽しめずにいませんか。 入れ歯は、お口の形の経年変化によって少しずつ合わなくなることがあります。合わない入れ歯を使い続けると会話中に外れたり、かむ力が十分に伝わらないため、お煎餅やお肉といった歯ごたえのある食べ物を避けたりする原因にもなります。「総入れ歯の煩わしさから解放されたい」「自分の歯のようにかみたい」とお考えなら「オールオン4」という選択肢があります。これは、最少4本のインプラントで上または下顎の人工歯を固定する治療法です。条件が合えば手術当日に仮歯が入るため、見た目の負担を抑えながら、自分の歯に近い感覚で食事を楽しむことを目指せます。「骨が少ない」などの理由でインプラント治療を断られた人も、頬骨を利用する「ザイゴマインプラント」により対応できる可能性があります。まずは歯科検診で現在のお口の状態を確認し、最適なケアや治療法を一緒に考えていきましょう。
「しっかりかめること」と「清潔なお口」は全身の健康にも影響します。よくかんで栄養をとり、お口を清潔に保つことは、風邪や全身疾患のリスクを下げることにもつながると考えられています。我慢を続けるのではなく、前向きな一歩を踏み出してみませんか。
(2025年12月執筆)













