
ヒートショックにご注意を
シニア 血液・血管
寒い日が続く冬場、室内での急激な温度変化により血圧が大きく変動することで、心筋梗塞や脳梗塞などの深刻な病気を引き起こすことがあり、これを「ヒートショック」と呼びます。特に高齢者や持病のある人は要注意です。ヒートショックは、暖かい部屋や布団から寒い浴室やトイレに移動するときに起こりやすいと言われています。
対策としては、家全体の温度をなるべく均一に保つことです。たとえば、浴室やトイレにも暖房器具を設置したり、入浴前にシャワーで浴室を温めたりといった工夫も有効です。脱衣所にマットやスリッパを備えるのも効果的です。さらに、入浴前にコップ1杯の水を飲むことで、原因の一つである脱水症状を防げます。また、入浴のとき湯温は41度以下に設定し、長湯は控えましょう。
今年の冬はヒートショックを予防し、健康に過ごせるよう自宅の温度管理を見直してみましょう。
(2025年12月執筆)













