呼吸器疾患
ペット 季節の注意
涼しい風から冷たい風に変わり、少しずつ冬の気配を感じます。犬猫も人間と同様、寒さによって体調を崩しやすくなります。気温が下がり、空気が乾燥していると鼻や喉の粘膜の働きが弱まり、細菌やウイルスなどの刺激を受けやすくなります。その結果、咳やくしゃみ・鼻水などの症状として現れます。
室内の温度は25度、湿度は50%前後が適しています。細菌やウイルスの充満を防ぐために、換気はしっかり行いましょう。乾燥する日は加湿器を使用して適切な湿度を保つことも、症状を改善するためには大切です。過度な加湿はカビの繁殖の原因となり、呼吸器に悪影響を及ぼす場合があるので要注意です。
咳が続く場合は、心臓や肺が関連していることもあります。咳が多くなった、呼吸が速いなど、気になる症状がある場合は、早めの診察をおすすめします。定期的に受診することが、病気の早期発見・早期治療につながります。
(2022年11月執筆)