かみ合わせ治療とオーラルケア改善(4)
予防 口・歯
歯や骨のベースはコラーゲン繊維なので弾力がありますが、ミネラルが沈着し結晶化していくことで硬くなります。咬合圧により歪んだり変形したりすると、濡れスポンジを絞ると出る水のように咬合圧でミネラルが抜け、脱灰(虫歯や酸蝕)が起きます。脱灰は特に歯の間の根元に起きやすく、歯周病が進行するのもこの隣接面の歯周ポケットなのですが、歯ブラシや歯間ブラシでは届かないのです。接触点から根元の歯の隣接面をきれいにし、歯をすり減らさずに安全にケアできるのは糸ようじ(フロス)です。歯間ブラシ・タフトブラシ・電動音波・エアーフロスでもありません!
「正しいフロスの動かし方」で、特に危険な小臼歯や奥歯7番も3DーXフロスケア法によって簡単に、歯に安全なケアを行いましょう。自費で修復したのに保険治療並みの耐久性にならないよう、正しいオーラルケアをしましょう!
(2019年10月執筆)