症状から見る病気~お尻歩き〜
ペット
もぞもぞもぞ…わんちゃんがお尻を床にこすりつけて歩いていることはありませんか? 単にうんちがお尻についてしまったり、肛門腺が溜まっているだけでなく、寄生虫の感染や肛門嚢(ふくろ)の炎症など、病気の可能性も考えられます。犬の肛門の両脇には肛門嚢があります。肛門嚢に溜まった肛門腺が、うまく排出されず細菌繁殖すると感染を起こし、最悪の場合、破裂してしまうこともあります。
大型犬は、排泄時に肛門腺も一緒に排出されることが多いのですが、小型犬は大型犬に比べ、肛門括約筋と呼ばれる筋肉の働きが弱いため、自然に排出することが難しく、定期的に肛門腺を出してあげなければ、どんどん溜まっていってしまいます。犬種により個体差はありますが、小型犬の場合は、月に1回は肛門腺を出してあげることが望ましいです。
スカンクは肛門嚢が発達しており、肛門腺の排出をコントロールすることができます。しっぽを上げてお尻を向けてきたら要注意!
(2019年7月執筆)